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社会のコト

氷河期世代のひきこもり

子供の頃は努力をすれば夢は叶うと教えられ、そのような歌やアニメが流行しました。当時はバブル期で大人になれば自由に人生を謳歌できると将来に対して明るいイメージを抱いていました。
バブルが崩壊し、大学を卒業した頃には超氷河期と言われる就職難で行きたい会社はありませんでした。
その頃、自由な生き方として「フリーター」がしきりにメディアで宣伝され、就職難の現状を疑うどころかむしろ希望を持つように誘導されました。
新卒カードを失うと就職が狭き門になるとは知らずに。
そしてフリーターはそのまま派遣労働者へと流れていきました。
派遣労働者はワーキングプアと言われ、生活保護よりも所得の低い生活を送りました。
ネットカフェに寝泊まりし、十分な食事が摂れず、体調不良でも診察を受ける時間もないまま仕事を続け、ついに体を壊し、ひきこもりになった人たちはたくさんいます。

これは自己責任なのでしょうか?
自分で選んだ人生なのだから仕方がないと言い切れるでしょうか?

官僚の方、政治家の方は、派遣労働者の生涯賃金では、結婚もできず家も車も買えない状況になることを最初からわかっていらっしゃったと思います。
国政を担うことは非常に大変なお仕事であることは十分承知しています。
しかし、人口126,520,000人という数字の中に一人一人の人生があることをどうかお忘れなきようお願い致します。
人口ピラミッドというグラフがありますが、そこには団塊の世代、団塊ジュニア世代と二つの大きなコブがあります。しかしそのあとに続くはずのコブがゴッソリとなくなっているのを見るたびに私はとても複雑な気持ちになります。

氷河期当時の私たちは不況ということは十分承知していましたので、誰も高い給与は望んではいませんでした。
給与は少なくても「やりたい仕事」をしたかったと思います。
もし企業側が「給料はそんなに出せませんが、その代わり好きな仕事を選んで頂いて結構です」という考えを少しでもして頂いてれば、どれほど多くの人が仕事にやりがいをもてる生き方ができただろうかと思います。
「やりたい仕事」ができれば、スキルとキャリアを着実に積み上げ、独立して自分で稼ぐ人も出てきたのではと思います。

「フリーター」という自由とは正反対の生き方を選択した人たちと日本全体の人口減少のおかげで人材不足が発生し、皮肉なことにバブル世代の子供が再び就職バブルを迎えています。

これに関して今さら恨み節を言うつもりはありません。
ただ雇用情勢が好転したのであれば、せめてボランティアでもいいので、やりたい仕事に関われる制度を作ることはできないでしょうか?

ひきこもりの就職が困難な理由のひとつとして、企業側にとって障害者雇用における助成金のようなひきこもりの雇用を促すインセンティブがないという点があると思います。
しかしボランティアのような形であれば、企業側にとってもそれほど負担にならないのではないでしょうか。
まずはボランティアから始めて、見込みがあれば正式に入社するなどのキャリア制度があれば双方にとってリスクが少なく、Win-Winの関係を築けるのではないでしょうか。

例えばテレビの取材に同行して、機材を持ち運びすることでもいいと思います。
いつも観ているテレビ番組の制作に携わっているとあれば、本人だけでなく親御さんも喜ばれると思います。
それに人から仕事を聞かれた時に自信をもって答えられるのは本人にとってどれほど誇らしい瞬間でしょう。

現状ではひきこもりから社会復帰をしようとしても、職業の選択の幅がかなり限定され、いずれも厳しい労働環境の職場ばかりです。
止まるのも地獄、進むのも地獄といったまさに「前門の虎、後門の狼」という状況下にあります。
日本は戦争がないにもかかわらず、とても世代間格差が大きいと感じます。
生まれた世代によって当たり外れがある国なのだと諦めるしかないのでしょうか。

繰り返されるバブルの熱狂を横目に、報われないままこの世を去っていった人たちの思いが偲ばれます。
ようやく春を迎えた季節にあっても尚、行き場のない私たちの思いは、宮沢賢治の「春と修羅」に重なります。

まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ

そして彼は「青森挽歌」の中でこうも言っています、

みんなむかしからのきやうだいなのだから
けつしてひとりをいのつてはいけない

神奈川県 yoshi(投稿日:2018年3月29日)

11

2つのコメントがあります。

  1. 東京都 リス says:

    よく言ってくれました。ずばりその通りです。この時代、氷河期以外も 多くの
    派遣業者 難民 グッドウィルや 自殺3万人 ものすごい時代で、役人さんには、わからない。湯浅誠さんなど 貧困問題が、出てきた時代で、「よく 頑張ってきましたね」これは、はやく サポートしないから ひきこもり高齢化など 問題がおきたのです。どうしたらいいのか くやしいですね。

  2. 神奈川県 あき says:

    現在は、人手不足なので企業もひきこもりの人を雇おうと考え始めた担当者もいます。
    だから、やりたい仕事があるなら、「人を募集していないか?」直接聞いてみたらいいと思います。

    ボランティアを受け入れる方は、その準備や仕事を教える人の労力や情報漏えいの問題もあり、必ずしも賃金なしで来てくれるのはWin-Winの関係というわけでは、ありません。

    ユニーバサル就労とか中間的就労とかが、仕事に自信のない人が利用している印象です。

    新卒は研修がいっぺんに出来るから、企業としても効率的に教育が行えます。だから、大手などはだいたいそうしています。大手は利益が出ているので、社員に年収700万円とか払えます。それは、利益の出ている会社だからいいですよね。 けれど、中小企業の殆どは、高額な金額を社員に払えるほど、利益がでていないのです。
    年収250万円の保育士さん、給料安くてかわいそうだから、園児の親から倍もらいましょうとなれば、親は反対しますよね? ショップ店員さん給料安くてかわいそうだから、皆が高い値段で買ってあげれば、店員さんの給料を上げられます。
    皆が安く買いたがるから、店員さんの給料は安くなります。
    例えば、年収500万円を基準とし、それより低い人は税金で補いましょうとしたら、消費税は40%ぐらいでしょうか? 払うのは安く、貰うのは高くっていう政策ってできないんです。

    ブックオフの社長って、パートから出世したみたいですね。実力があれば、そこまでいくのですね。
    就職氷河期に、運良く正社員で大手に採用された人の中にも、リストラされた人も大勢います。人生はわからないものです。

    今は正社員でも年収200万円くらいの人ざらにいます。
    私の身内にもいます。

    それでも、みんな、節約したり工夫したりして生きています。

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