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社会のコト

ひきこもりの生き方

今の日本に生きづらさを感じる人はとても多いと思います。

その原因を突き詰めて考えれば、時代が大きく変わっているにもかかわらず、高度経済成長期時代の価値観を引きずっていることが原因の1つではないかと思います。
その価値観の主なものは、「みんな一緒」という同質性と「労働は美徳」という価値観です。
なぜそれらが成長期時代に奨励されたかというと、「大量生産・大量消費」を実現するためでした。

工場生産は、労働時間と生産量が比例するので、長時間働けば働くほど生産量は上がります。(「労働は美徳」という価値観)
また工場生産は、労働者数と生産量が比例するので、個人能力の優劣よりも規律と訓練による「同質性」が求められました。 そして文部省と経団連により、それに適した人材が学校教育によって生み出されてきました。
さらに消費に関しては、「みんな一緒」という同質性を利用し、商品が流行しやすい土壌をマスコミによって作り出されました。
その結果、「大量生産・大量消費」が実現され、日本の高度成長が達成されました。

しかしこれには絶対に欠かせない条件がありました。
それは「人口ボーナス」と「需要の拡大」です。
この条件が揃えば、どんな国でも乾いたスポンジに水を浸すように、急激な経済成長が見込めます。
しかしこの1国につき1度限りと言われている「人口ボーナス」は、日本においては1990年半ばにとっくに終了しています。

今の日本は「人口オーナス」と「需要の飽和」というそれまでとは全く逆の状況下にあります。
「人口オーナス」とは「働く人よりも支えられる人の方が多い」状態のことです。
「需要の飽和」はショッピングモールを見てもわかるように、すでに物が行き渡っていて売れ残りの山を抱えている状態です。
先ほどの例で言うと、水を含んだスポンジにさらに水を掛けるような状態です。

この状態で今まで通り「労働は美徳」であるとしてどんどん生産すれば、そのぶん売れ残りが発生し、様々なコストが発生します。
そしてそのコストをカバーするために、原料の質を落としたり、非正規雇用で人件費を低く抑えたりして企業は対処しています。
その結果、「品質の低下」と「サービスの低下」を招いてさらに物が売れなくなり、また差別化できる付加価値もないため「価格競争」に走るという悪循環に陥っています。
付加価値をつけようとしても「みんな一緒」の同質性の中では想像力自体が生まれにくい上、もし独創的なアイデアが出てもすぐ否定的な意見が出て足を引っ張られるという救いようのない状態です。

そのため一刻も早く現状に即した価値観に切り替える必要があります。
「人口オーナス」と「需要の飽和」の時代に求められるのは、
「長時間労働」ではなく「生産性の向上」、
「同質性」ではなく「ダイバーシティ(多様性)」、
「労働」ではなく「仕事」(付加価値)です。

古き良き時代は終わりました。
今までの「正しい」ことは、今の時代本当に「正しい」結果を生んでいるのかをもう一度考え直す時期だと思います。

今までは大学を出てホワイトカラーになることが良い人生だと思われてきました。
しかし今は、例えば私立大学を卒業して非正規雇用になった場合を想定すると、その人の「生涯賃金」から奨学金を含む「教育費」を差し引いた純損益と、中卒で大工になった方の「生涯賃金」から「教育費」を差し引いた純損益を比較した場合、今ではおそらく後者の方が純利益が多いケースがあるのではないでしょうか。
手に職をつける「仕事」がもっと見直されるべきだと思います。

日本には素晴らしい伝統工芸がありますが、それらは後継者不足のため今はものすごい勢いで次々と消えています。
伝統技術は何百年もの知恵と技術が凝縮され、それらは文字ではなく身体的にしか継承できません。
一度継承が途絶えると、再現するためにまた何百年もの歳月を必要とします。
部屋でじっくりとひとつの作業に集中するのはひきこもりの方に向いていると思うので、伝統工芸という「仕事」にもっとスポットライトが当たればと思います。

ひきこもりの方が「過去の価値観」を押し付けられて自信を失うのはとても残念なことです。
「自分の好きなこと」を「できること」から始めてみませんか?
現代の私たちは、無料のコンテンツがあふれ、誰でも世界に発信できるというかなり幸運な時代にいます。
youtubeや「まとめサイト」等で、素人のイラスト技術や作曲技術が飛躍的に向上しています。
これらは無料で利用できるだけでなく、家にいてもできることなので、ひきこもりの方に適していると思います。
それとぜひ「世界」のコンテンツに触れてください。
Le Monde、Wired、Vice等のすぐれたメディアを通して「世界」に触れてみてください。

「日本」を飛び越えた高い視点から再び「日本」を見つめれば、今までとは違ったものが見えてきます。
「発見」とは常に「ありふれたもの」の中にひそんでいるものです。

「AI」、「ブロックチェーン」、「モビリティ」など世の中の枠組みが大きく変わっていく時代です。
新しい枠組みの世界では、今後想像もつかないような新しい仕事が生まれてくるでしょう。
時代は「生き物」ですから、私たちはそれに合わせて「変化」していく必要があると思います。

神奈川県 yoshi(投稿日:2018年)

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