ひきこもりの息子を持つ親としてセミナーの場所は遠かったのですが、参加させて頂きました。正直ひきこもり支援を専門にされている方達には失礼かとは思いますが、参加させて頂いて、がっかりしましたし残念でした。
昨日はひきこもり当事者の方で、ひきこもりからどう立ち直ったかのお話をお聞きしたのですが、ひきこもりへの理解が浅いという感想を持ちました。ひきこもりから立ち直って勇気をだしたとはいえ、人前であんなにきちんとお話出来る方はごく稀か、元々ひきこもりとはいってもある挫折から考え方が固まっていたものがほどけ、それをきっかけに回復出来た方達のお話しだと思いました。
息子を含めひきこもりといわれる人は、複雑だし現実は厳しいです。
本人で相談に行ったという当事者の方がいましたが、その時点でひきこもりでも、言い方は失礼ではありますが、軽い部類だと思います。
そういう方達の経験談を聞かされて、「これがひきこもり当事者から回復した今」と言われても納得できる、勇気付けられる親はおそらく内心は少ないだろうと思います。
こんな安易な回復劇をみせられても、正直落ち込むだけでした。参加しなければ良かったとも今は思っています。
もっと広い目でひきこもりを考えてください。あまりにも浅すぎて安易だし無理解だと思いました。
これは私だけの感想ではないと思います。
こういうセミナーを開くのであればもう少し深く現実をみて慎重に宣伝、公演をして欲しいと願います。
これをひきこもりと、ひとくくりにされる事には正直遺憾です。
神奈川県 匿名(投稿日:2014年11月16日)