美輪明宏が読者の悩みに答える本です。
家庭内不和、仕事、お金、同性愛、容姿、恋愛、いろんな悩みが出てきます。
ひきこもりではない”外”の人達はこういうことで悩んでいるのか、と勉強になるし、結局、外も内も地続きで”つながり”を感じられる本です。
不登校を経験したり、職場でうまくいかずひきこもりがちになった息子のことで相談・・・といった悩みも扱っており、その回答が良かったです。
中には身勝手な悩みもありますが、美輪明宏がバシッと叱ります。
個人的には、他人の悩みなのに自分のことのようにハッとするところが結構ありました。
山梨県 さとし(投稿日:2017年5月22日)
こういうタイプの説教は精神的苦痛でしかならないので嫌です。
個人的に新興宗教、スピリチュアル系の方々の本は危険だと思います。
読む方は自己責任で読んでください。
確かに叱る行為でどうにかしなければならないという考えにはさせてくれますが、引きこもり脱出に効果はあるかは疑問です。
叱る行為が有効ならば、今頃引きこもりは減っているはずですから。
叱る事でかえって人による恐怖心が悪化してしまう危険があります。
やはり、時間がかかっても相手に寄り添って、感情的にならず、
ゆっくり話しかける事が必要だと思います。
Googleのニュース検索で見つけた記事を紹介します。
美輪明宏 ~若者のニートを救えるのは、お年寄り!?〜
http://w.grapps.me/heart/20160902-1/
マスコミのお悩み相談によくあるパターンで、回答者(この場合美輪サン)が上から目線で終始ニート叩きしてました。
ニート問題の実態について、本来は
「ニートと呼ばれる若年無業者に巣食ってるのはお年寄り!?」
「若者のニートを追い込んでるのは、お年寄り!?」
というタイトルで論じられなけれないけないのに…。
スピリチュアル抜きでも、私は信用できません。
美輪さん自身差別に苦しんできて、知人も差別のせいで自殺に追い込まれた(殺された)経験があるのに外出困難者や無業者への差別に参加しちゃうの?信じられない!
だいたい美輪さんのように好きな仕事につけて幸せに働いている方が何故無業者を叩くのか。無業者のほとんどは幸せに働けるなら働くだろうに。
美輪明宏を完全善意の人と決め付けるのは危険だと思いますよ。
この人の他人には知られたくない過去のよろしくない話も聞いていますし。
今の日本人って、人はいい面も悪い面も持っているということをわすれているんじゃないんでしょうか?