為政者は豊かで平和な社会を実現した。目の前にある貧困と暴力を無視することによって。
それは誰にもつかめなく、誰もが苦しむ地獄となった。
そこに落ちたものは濡衣を着せられ、それぞれの罪を言い渡された
「ホームレスが働かないせいで不景気になった」
「ひきこもりはこころの病だから優しくしてあげよう」
「女子供は人として劣るのでパートアルバイトとして安くこき使ってもいいのだ」
「ニートはやる気がないから働かないのだ」
「派遣社員は責任感がないから使い捨てにしていいのだ」
いっけん妥当に見えようと、こんなものはすべて嘘だ。
これらはすべて貧者の言い換えである。
国家の罪と責任をカテゴライズした弱者になすり付け、差別を合理化したのだ。
神も仏もないし、公正な法制度もない。
自分を守らない社会など、守る理由はないのだから。
神奈川県 HG(投稿日:2022年5月11日)
(一部修正)
「ひきこもりはこころの病だから優しくしてあげよう」
は、利害関係の精神科医やNPO法人などのごく一部の人だけでは。
少なくともネット世論(いくらでも工作できるから参考にならない)
「ひきこもりがつらい? 社会人はもっとつらいのに甘えるな! 自己責任だ! ひきこもりみたいな役立たずの犯罪者予備軍は、さっさと一人で死ね! 早くこいつらを殺処分しろ!」
みたいな、聞く価値もない暴言が主流な気がしますが。
他の部分に関しては、おおむね同意します。
見下す相手に社会的責任だけ押しつける普通の日本人の幼稚さが、うっとうしいです。
生活保護の補足率は著しく低く、企業の税金は下げるくせに、生活品は値上げばかり。
今はウクライナがどうこういって、自国の貧民には見向きもしない。
そして普通の日本人は差別してはいけない存在(LGBT、人種、身体障害者)以外を攻撃して憂さ晴らしすれば、現状に満足する。
そういう連中ばかりですから。
普通の日本人にはT4作戦に抵抗したクレメンス・アウグスト・フォン・ガーレン司教の言葉
「貧しい人 病人 非生産的な人 いて当たり前だ。 私たちは、他者から生産的であると認められたときだけ、生きる権利があるというのか。非生産的な市民を殺してもいいという原則ができ実行されるならば、我々は老いて弱ったとき、我々も殺されるだろう。非生産的な市民を殺してもいいとするならば、今、弱者として標的にされている精神病者だけでなく、非生産的な人、病人、傷病兵、仕事で体が不自由になった人全て、老いて弱ったときの私たち全てを殺すことが許されるだろう。」
は、理解不能でしょう。
上にはどんな無茶な命令でも従い、その八つ当たりで下には攻撃性を剥き出しにするのが、普通の日本人のサガですから。
なので普通の日本人が貧しくなろうが、老いぼれようが、病人になろうが、俺もHGさん同様無関心です。
そういう社会を望んだのが、大多数の普通の日本人ですし。