埼玉県 王賀茸さんの投稿、「宗教によって呪縛される引きこもり状態」を読んで思い出しました。
私の両親もカルト好きな性格なのか、宗教・自然食・東洋医学などに”ハマって”いました。
それぞれの教義などが真実どうかはわかりませんが、特に母が独自の解釈に固執し、少しでも気に入らないと癇癪を起こしていました。母も父も全くの善意。皆が幸せに健康に・・・。子供の私は抵抗も思いつかず、全てを受け入れるしかできませんでした。家の外では悪い物が溢れている・・・かつて教祖が逮捕されてもサティアンに留まった人達を笑えません。
クリスマスや夏祭りなどの思い出はありませんし、京都奈良への修学旅行など学校生活でもおどおどしていました。
今ではそういった「強要された信心」から離れ、両親への恨みも徐々に薄れてきました。
けれども、生活の中でちょくちょく過去の教義に縛られます。というよりも、他の方法や考え方を知らない。そして、それは他の人にとっては息をするように自明の事。誰かに教えを請う事もなかなか叶いません。自分で考えればいいと思う事もありましたが、自己批判を常に行なう事になり、そのうち自分は死ぬべきなのか?となりました。でも死ぬのは嫌。そこで思考は停止です。
幸いかつての職場で人に恵まれ、普通の考えに少し触れる事ができました。でもやっぱり外はまだ少し怖い。自分は知らない事が多すぎるように感じるから。
神奈川県 まるー